「100万円の壁」を越えられなければ、一生お金に苦しみ続ける
加えて同調査の2人以上世帯を見ると、金融資産の保有額100万円未満と非保有者を合わせた割合は30.1%。金融資産保有額の中央値を見ると20代63万円、30代238万円、40代300万円、50代400万円、60代810万円です。これでは老後資金2000万円が必要と言われて多くの人が憤るのも当たり前。貯蓄額が足りず、お金の悩みを抱えることになる人がとても多いのです。
ほとんどの人は、貯蓄が大切であることや老後に2000万円必要らしいということはどこかで聞いたり学んだりしてきたのではないかと思います。それでも貯められていない……。このように見ていくと、100万円の壁は一見低く感じるけれど、実際に乗り越えようとしてみたらなかなか高いハードルなのだと思いませんか?
この壁を突破できない人は永遠に超えられず、手元のお金が減っては増え、増えては減るのを繰り返し、一生お金に苦しみ続けます。私自身がまさにその負のループのどん底にハマり、抜け出すために現在のような貯蓄生活にたどり着き、見事脱却することができたのです。