「区切りのいいところまでやろう」が実は効率を落とす

気分がのっていると、休憩時間をとらずに勉強し続けたくなることもあるかもしれません。また、焦っているときも「休憩なんてしている暇はない」と感じやすいですよね。

藤白りり『いつも気分よく集中できる 「必要なことだけ」勉強法』(KADOKAWA)
藤白りり『いつも気分よく集中できる 「必要なことだけ」勉強法』(KADOKAWA)

しかし、長時間集中し続けることは不可能です。気持ちばかりが先行してダラダラとした勉強をしてしまうと、全体的な効率は落ちます。ずっと同じ姿勢で勉強していると首や腰を痛めるかもしれないですし、思ったほど進まず、しかも途中で疲れてしまい予定時間の最後までやりきれなくなることもあります。こうなっては本末転倒なので、意識的に休憩をとったほうがいいです。

コツは、「区切りのいいところまでやろう」と思わないこと。区切りのいいところで休憩したい気持ちはよくわかりますが、長い目で見ると定期的に休憩を挟んだほうが効率的です。なぜかというと、「あと1問」「この問題が終わるまで」と思っているうちにやめるタイミングを逸してしまうことが多いからです。時間が来たからとスパッとやめて休憩すれば、意外と、戻ってきたときに「さっきの続きは何だったかな」と記憶を呼び戻すことになるため、脳への定着力も高まりやすいです。

合間の息抜きは「勉強に戻ってきたくなるようなこと」をする

また、いざ休憩時間になったとき、息抜きとしてスマホいじりやゲームをするのはやめておきましょう。言うまでもありませんが、勉強に戻ってこられなくなるからです。

代わりにおすすめなのは、ずっと続けるのが難しくて途中でやめたくなるような“ちょっとしんどい”ことです。たとえば、ジョギング、散歩、ストレッチなど。体を動かすと気持ちがよくてリフレッシュできますが、疲れるので長時間は続けられないですよね。「疲れたからもうやめたいな。勉強でもするか」と思えるので、勉強の息抜きにはぴったりです。

もちろん、健康にもいいですしね!

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