塾や予備校に通わず、難関大学に合格することは可能なのか。独学で医学部に現役合格したYouTuberの藤白りりさんは「自分に合った参考書や問題集を見つけられれば、独学でも成績は一気に伸びる」という――。

※本稿は、藤白りり『いつも気分よく集中できる 「必要なことだけ」勉強法』(KADOKAWA)の一部を再編集したものです。

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「塾や予備校へ通わないと合格できない」は思い込み

大学生になってから、予備校の講師や家庭教師のアルバイトをしたことがあります。「この問題集ができるようになれば○○大学は十分合格圏内だよ」と伝えても、「本当に……?」と半信半疑の学生さんは多いです。読者のみなさんの中にも、「塾や予備校に通わないと難関校には合格できない」と思っている方は多いのではないでしょうか。

私も以前はそう思っていました。「参考書を使った独学でも難関大は目指せるよ」とは誰も教えてくれなかったからです。

しかし、参考書の威力を実感する2度の経験を通じ、考え方が変わりました。

1回目は小学6年生のときです。中学進学を控えての不安もあり、有名だった中学受験塾に通った時期がありました。先生の教え方も良かったのですが、この塾で使用されていた教材(参考書)がとてもわかりやすく、苦手だった算数と理科の成績が急上昇。「こんなに成績が伸びるんだ」と、自分に合った良い参考書を使うと成績が変わることを初めて実感しました。