酎ハイ190円、1000円でベロベロ

「イニシャルコストと店舗ランニングコストを抑え、客の回転を高める」

養老乃瀧営業開発部マネージャー 谷酒匡俊 たにさけ・まさとし●1971年生まれ、2000年入社。入社当初は360日外食で徹底的に居酒屋の基本原則を体に叩き込まれた。現在でも新橋のガード下などライバルの視察は欠かさない。

養老乃瀧は居酒屋フランチャイズの草分け的存在で元祖激安として知られる。しかしイマドキの若者への認知度は低く、彼らは小洒落た個室ダイニング系に流れる。頼みの中高年の常連客も家飲みにシフトし、来店数は目減りした。老舗チェーンにかつての輝きはない。再浮上のための起爆剤を会社は模索した。