大阪・道頓堀には通りに覆いかぶさるような巨大立体看板が多くある。この立体看板の7割は大阪府八尾市の「ポップ工芸」という企業が制作している。なぜ立体看板が生まれたのか。その狙いはどこにあるのか。ライターのスズキナオさんが取材した――。(第2回)
※本稿は、スズキナオ『「それから」の大阪』(集英社新書)の一部を再編集したものです。
「グリコ」「かに道楽」が目を引く大阪・道頓堀
大阪に観光に来たとしたら、多くの人がミナミの道頓堀を歩くだろう。「かに道楽」の本店があって、グリコ看板が見えるフォトスポットも近く、くいだおれ人形があって、両側にたこ焼き屋が並び、コロナ禍以前は真っ直ぐに歩くのが困難なほど賑わっていた通りだ。
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