もちろん、聴衆がドアの方に向けて体を傾けていることに気づいたら、それは聴衆が興味を失っていることを示すボディランゲージの強いサインです。
鼻、耳、頭…触る部位で感情を読み解ける
手が顔に行くときは、必ず注意してください。親指と人差し指であごをなでると、相手があなたの話にとても興味を持っていることがわかります。拳を丸めてあごの下に入れたりすると、同じタイプの興味があることがわかります。しかし、あごが手のひらに乗り、頭の重心が手に寄りかかっているときは、明らかに退屈していることを示します。
人が鼻の横を撫でているときは、大げさに言っているか、嘘をついているかのはっきりした兆候ですが、それが彼の通常の神経質な動作である場合は別です。
人が耳たぶを引っ張るのは、「あなたの話をもっと聞きたい」の意味です。人が頭のてっぺんを掻くのは、恥ずかしかったり、今の状況に不快感を感じていたりします。あなたは後ろに下がって、方向を変えたほうがいいかもしれません。
緊張しているときにはできない「スティープリング」
手の動きからも様々なことが得られます。テーブルの上で指がドラムを叩いているのは、焦っていることを示しています。激しい緊張の時、人は手を握ることがあります。また、「スティープリング」にも注目してください。スティープリングとは、両手の指先だけが触れていて、両手のひらが合っていない状態のことです。これは最高の自信の表れです。緊張しているときには、なかなかできません。もし誰かがそれをしているのを見たら、その人は自分が優位な立場にあると感じていることがわかります。
男性が片手または複数の手を胸に当てるのは、心を開いている証拠です。一方、女性が胸に手を当てる場合は、ショックや保護の意味合いが強くなります。
特に、目を閉じているときに鼻筋を絞るのは、その人が本当に集中していることを意味します。首の後ろに手が置かれると、それが襟の中に指を入れるものでも、手のひらで首の後ろをこするものでも、ほぼ確実に迷惑のサインです。人は本当に襟元が熱くなるもので、あなたのことを「面倒くさい(pain in the neck)」と感じる場合もあるのです。