ファッション通販サイトZOZOTOWNの運営会社スタートトゥデイでは「サイコロ朝礼」と呼ばれる朝礼を行っている。WEBクリエイション部メディアブロックの人たちが考えたもので、毎朝、スピーチのテーマをサイコロで決める。始まったのは2011年4月、しゃべる順番は日替わりだ。
サイコロに書いてあるテーマは6つ。
「恋の話」「失敗した話」「ゆるせない話」「はなしたい話」「好きな◯◯◯」「パヤ」
好きな◯◯◯とは、映画、音楽、マンガなど、自分が好きなものについて語る。スピーチはせいぜい3分程度。導入した動機は、「テーマが何になるかわからない状態にして、とっさのアドリブ力、瞬発力をきたえる」ためだ。
この日は「パヤ」こと林さんが、「失敗した話」を披露。しゃべるほうも聞くほうもみんな笑顔だ。
だが、サイコロに書いてある内容で、ひとつだけわからないものがある。「パヤ」とはいったい、何だ?
「パヤとは私のあだ名です」
サイコロ朝礼の発案者、林健太氏がそう教えてくれた。
「パヤが出ると、その日の担当が誰であれ、私がしゃべるのです。まあ、これもひとつの遊びですね。すべてをきちっと決めていたら面白くないので」
サイコロ朝礼はスピーチが始まる前から笑いにつつまれている。テーマに当惑した人の顔を見るのも楽しいから、聞く側の参加意識も高まるのである。
メディアブロックの8人を率いる小高洋介課長は「それ以外にも大きな効果があることに気づきました」と言う。
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