「自己顕示欲度」のセルフチェック表

あなたの「自己顕示欲度」をセルフチェックしましょう。

次の質問で当てはまると思うものにチェックをして下さい。少しでも当てはまると思ったら、当てはまると回答して下さい。あまり深く考えず直感的に答えて下さい。

● あなたの「自己顕示欲度」チェック
□ 自分の意見を言うことにためらいを感じない方だ
□ お節介と言われたこと、或いは思われたことがある
□ 会議、会合といった場ではよく発言する方だ
□ ニュースなどを見ていると、この人わかってないんだろうなと思うことがある
□ 知っていることがあるなら教えてあげたいと思う
□ 目立つことは恥ずかしいことではないと思う
□ いつまでも誰かの役に立ちたいと思う
□ 間違っていることをしている人を見ていると正してあげたいと思う
□ 自分なりに得意としていることがある
□ 人の役に立ちたいと強く思う

● あなたの「自己顕示欲度」結果
→0~2個のチェックがついた人:自己顕示欲の小さい人
→3~4個のチェックがついた人:自己顕示欲のやや小さい人
→5~7個のチェックがついた人:自己顕示欲のやや大きい人
→8個以上のチェックがついた人:自己顕示欲の大きい人

自己顕示欲は自分のことを認めて欲しいがあまりに周りに対して自己主張をすることです。さらには自己主張するだけでなく何かしらの行動を起こし、その見返りを欲しがることです。

自己顕示欲が強ければ積極的に周りに何かしらの行動をしますので、老害になる可能性はとても高くなります。

「自己顕示欲」と「行動力」の関係性

自己顕示欲は行動力の強弱、承認の強弱によって表すことができます。

自己顕示欲
出典=安藤 俊介『怒れる老人 あなたにもある老害因子』(産業編集センター)より。

「行動力がある人」は積極的に周りに何か行動を起こします。自分が役に立つと思っている、自分が出ていく責任がある、自分が言った方がいい、自分が助けてあげるといった思いが強く、それを周りに訴えたいと思っているからです。

逆に「行動力がない人」は仮にそう思ったとしても、そこまで強く行動しようとは思いません。結果、求められてもいないのにしゃしゃり出るようなことはしません。

承認度合いの強弱は、「自分が起こした行動に対してどの程度認めて欲しいと思っているか」です。

「承認度合いを強く求める人」は、自分の行動に対して自分が満足するような応対を期待しています。例えば自分が手を貸すといったら、相手はそれを喜んで受けなければいけないし、感謝もしなければいけないといった具合です。相手から不要と言われるなんて、あってはならないことだと考えていますし、ありがた迷惑と思われるなんて、想像もできません。相手に自分の価値観を強く押し付けるとも言えます。

逆に「承認度合いが弱い人」は、自分が一方的に行動しても、相手からの見返りをあまり求めていません。自分が行動することに意味があると思っているからです。相手がどう思うか、どう捉えるかを気にしていないという点で、相手に対する配慮や相手の気持ちを推察することが苦手とも言えます。