会社で役員に出世したわけでも遺産相続があったわけでもない。ごく普通の会社員でも1億円以上の資産を築ける人は意外に多いと言います。では、ごく普通のまま終わる人と、1億円の資産を築く人の違いはいったいどこにあるのでしょうか。3万人以上のお金の相談に乗ってきた大江英樹さんが、「億り人」になれるサラリーマンの特徴3つを解説します――。
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定年まで会社勤め、相続なしでも大金持ち

前回の記事「「〇〇します」普通のサラリーマンが多用し、お金持ちになれる人は絶対言わない"ある言葉"」で、お金持ちになる人のうち、自営業やフリーランスの人達の思考や行動習慣についてお話しました。今回は会社に勤める仕事をしている人でお金持ちになった人のパターンや特徴を考えてみましょう。

前回もお話しましたが、実は会社勤めでずっと定年まで過ごした人の中にも1億円を超える資産を築く人は少なくありません。特に親から遺産相続をしたわけでもなく、会社の中で役員になるといった大きな出世をしたわけではなくてもそういう人は間違いなくいるのです。私も25年間の投資相談業務の中でそういう人達をたくさん見てきました。そんな人達にもある種の共通点が間違いなくあります。ではそんな人達の行動や思考とは一体どのようなものなのでしょうか?

前回の自営業でお金持ちになれる人には3つの特徴があるとお話しましたが、実は勤め人の場合も同じように3つの特徴があります。ただし、これは前回の自営業の人達の特徴とは少しパターンが異なります。勤め人の場合の3つの特徴とは……。