普段の言葉にネガティブなものが潜んでいるかも

どうすれば、「ひどいものだ」ゲームから抜け出すことができるのでしょうか?

高品孝之『イヤな人間関係から抜け出す本』(あさ出版)
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飯田さんは、正論(ロジカル)を伝えていましたが、そのことが高橋くんの「簡単な事ができない」「みんなみたいにできない」「仕事が合っていない」など、否定的な気持ちを助長させてしまったのです。

そのため、飯田さんは高橋くんの「否定的な気持ちに反応しない」必要があったのです。できないことに対して「なんでできないのかな?」「大丈夫、できるようになるよ」などと反応せず、「いろいろと助かっているよ」「うちの大切な戦力だ!」など、ポジティブな言葉がけをしていたら高橋くんの自分を否定する気持ちが和らいでアルバイトを辞めることはなかったでしょう。

ちょっとした注意や指導がロジハラと捉えられる時、普段の言葉がけや対応の中にネガティブな言動がはびこっている可能性が高いのです。

正論を伝えることは大切ですが、相手との関係性をもう一度見直して見ることが大切です。相手との信頼関係ができているのであれば、正論を伝えても「ロジハラだ!」と騒ぎになることはないでしょう。

ゲームの標的にされやすい人とは

生きていくうえで人間関係のトラブルはつきものです。完全に避けることはできません。大事なのは、人間関係のトラブルは起こりうるものと受け入れてしまうこと、そして、起きてしまったトラブルをいかに小さく穏やかに抑えるか、対応策を知っておくことです。

ゲームに巻き込まれ、ゲームから抜け出せない人は、主に「他人の面倒を見る人」「お人よしの人」「他人に気を遣う優しい人」などに多いです。そのため、相手のことを思って、「正しいこと」「正論」を伝えがちですが、ロジハラではそれがゲームの仕掛け人がつけ込むポイントになってしまいます。

人間関係のゲームから抜け出すためにも各ゲームのルールを知り、適切な対応が大切なのです。

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