自身を客観視するには、配偶者の指摘に耳を傾ける方法があります。誰よりも自分のことをよく知るのは配偶者です。自分は他人からどう見られているかを、配偶者の視線と意見から客観的に把握することができます。

(8)過去に固執しているか、未来に向けて自身を高度化しているか

「学校で優秀な成績だったことが、自分の誇りだ」「それなりの学歴と名の知れた企業にいるという実績が、自分にはある」などと、自分が築いてきた過去の実績は確かに貴重です。しかし「未来の環境変化に向けて、自分はどう準備しているか」という問いに答えられなければ、その人は過去に生きているだけで、これから先の成長には期待が持てません。

成長を続ける人は自問と行動を繰り返す

成長を続ける人は、「仕事を通じて、今後どのような実績や成果を企業と自分にもたらしていくか」を絶えず自問し、都度、最善と思える行動を実践していきます。その行動力を生かせば、新たな知識の吸収から異分野の人たちとの交流にまで、自身のスキルを拡張させることが可能です。

人生の分岐点を迎えても、年齢によって自分の限界を決めつけることなく、自身の可能性を拡張するために知恵を使い行動を起こしましょう。「アガリの人」などという概念は自分自身で払拭し、一度しかない人生を価値あるものとして過ごしてください。

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