いくら働いても仕事が終わらない根本原因
あなたの職場で、こんな具合に仕事をしている人はいませんか。
・期限までに仕事が終わらない
・提出するとやり直しになることが度々起きる
・喫煙所に行って、考え事ばかりしている
・会議の直前にならないと資料が提出できない
・上司が望んでいる肝心な要点や結論が書類に提示されていない
頭が悪いわけではなく、またやる気はあるのに仕事がスムーズに進まず、いつも忙しそう。そのうえ、なかなか結果が出せない人がいます。こういう人はどの職場にも必ずと言っていいほど存在しています。
仕事の量は他の人と同じなのに、いつも残業している人は決まって同じ人だったりします。なぜ仕事が遅くなる人が生まれるのでしょうか。本稿では仕事が遅い、要領の悪い人に共通する「残念な習慣」を踏まえ、スマートな働き方を考えてみます。
要領が悪い人、仕事が遅い人に共通する“残念な習慣”4パターン
仕事が遅くなる人たちを観察していると、仕事が速く進む人にはない「残念な思い込み」やその人独自の「いただけない習慣」があることに気づきます。
パターン①:目の前の仕事にすぐに取り掛かる
今すぐにすること・今日中にすること・今週中にすること・来月までにすること、といった具合に仕事を分類し、優先順位をつけて仕事をすることが苦手な人がいます。
例えば、
・休み明けに溜まったメールやチャットの返信をしていたら、午前中がつぶれてしまった
・1カ月前に依頼されていたのに着手できずにいた仕事があったが、別の仕事の締め切りと重なり、本人はパニックになっている
・1週間前から転勤する上司の送別会があることは分かっていたのに、仕事が遅れていたため直前になって参加できなくなった
・連休の前日、夕方になってから仕事を手伝ってほしいと頼んだが、同僚から断られた
といった具合です。
本人に悪気はないのですが、周囲の人たちから見ると要領の悪さが際立って見えます。