テレビ・新聞の議論はおかしい! 今、本当に論じなければいけないこと

橋下 徹『トランプに学ぶ 現状打破の鉄則』(プレジデント社)
橋下 徹『トランプに学ぶ 現状打破の鉄則』(プレジデント社)

――辞任をいつ決めたのか? 誰に真っ先に話したのか? NHKがすっぱ抜いたことは凄い! ポスト安倍は誰だ?

そんなことをあーだこーだ今論じるのは、政治をよくするためには必要ないだろ!

「政治をよくするために」という視点からすると、辞任記者会見の記者の質問や、現在の新聞やテレビのコメントで解せないことが多い。

(略)

「NHKが2時台に一番早くすっぱ抜いた」。これにどれほどの価値がある?

どうせその日の夕方5時からの安倍さんの会見で辞任の話は知れ渡ることだ。それを3時間ほど早く伝えたNHKの報道にどのような価値があるのか。

報道の世界では、このNHKの報道はたいそう価値があるようだが、一部政治好きの人を除いて、世間一般においては3時間早く報じたどうかなどたいした意味はない。少なくても、後の政治をよくする価値はない。

(略)

(ここまでリード文を除き約2500字、メールマガジン全文は約9700字です)

※本稿は、公式メールマガジン《橋下徹の「問題解決の授業」》vol.214(9月1日配信)の本論を一部抜粋し、加筆修正したものです。もっと読みたい方はメールマガジンで! 今号は《【安倍首相辞任】これが政治をよくするためのメディアの役割だ!》特集です。

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