女性は自信を持っている男性に魅かれる

立ち上がるために大切なのは、自分がやろうとしていることに誇りを持てるかどうか。私は30歳のときに学校の教師から、キリスト教の世界に転職をしました。そのまま勤めていたらもらえるはずの退職金3000万円をどぶに捨てたので、まわりから「あいつは人生の選択を間違えた」と言われたこともあります。しかし、私自身は気にならなかった。牧師の仕事が神から与えられた天職だと思ったからです。

信仰心があるかどうかとは別に、このような感覚は誰にとっても大切です。就職や転職を目指すなら、自分の欲求を満たすだけでなく、本当に社会の役に立つ仕事なのかを問うてみましょう。そこに確信が持てれば、1度や2度、不採用になったところで、そう簡単にへこたれなくなるはずです。

好きな女性へのプロポーズも同じです。人生をともに歩んでいい相手なのか、そして自分もまたそれにふさわしい大人なのか。そう問われたときに胸を張ってイエスと答えられるなら、前に進む勇気が持てるでしょう。

そのときに、自分はハンサムではないし給料が低い、しかも若くはないから誇りが持てないという男性はどう考えたらいいか。たしかに多くの女性は安定した生活を求めますが、それ以上に、きちんと心が通じ合えるか、そして責任を持って家庭を守る誠実さがあるかどうかを見ています。そこに自信があるなら、自分を卑下する必要はまったくない。女性は自信を持っている男性に魅かれると言いますから、堂々と告白すればいい。そのほうがうまくいきやすいと思います。

(構成=村上 敬 撮影=山口典利 写真=PIXTA)
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