「逐次投入」への反省と教訓としてあげられること
今日のコロナ禍を未知のウイルスとの戦争と捉えるなら、「逐次投入」への反省と教訓としては次があげられるでしょう。
1.敵を侮らない。
2.中途半端ではなく、やるなら全力全開で挑む。
3.作戦の遅れは敗北につながる。有効と思われる対策は可及的速やかに。
2.中途半端ではなく、やるなら全力全開で挑む。
3.作戦の遅れは敗北につながる。有効と思われる対策は可及的速やかに。
そう考えると、春節時期における中国人観光客のせき止め、緊急事態宣言の遅れ、一律支給の遅れといった後手の施策は今も、そして今後も尾を引く可能性は高いでしょう。一律支給は「細かいことは抜きにして、まずは現金支給を」という緊急性を要するものです。しかしながら、コロナ禍に端を発する経済的困窮が理由で、企業の倒産や海外では個人の自殺者などすでに痛ましい事件となって方々で起きているのです。
給付金を葬式代の足しにする悲喜劇は、何としても避けねばなりません。必要な人に必要なタイミング、つまり今すぐに支給されるためにも、政府の手腕が問われます。