テレワークの夫に、殺意が芽生える妻たち

実際に、コロナ禍で妻たちは夫のどんな言動にイラついているのか? テレワークされ妻たちのリアルな声をまとめました。

●「メシはまだ?」と三食毎回聞いてくる夫

『家に子どももいて、私も在宅で仕事をしているのに、当たり前のように毎食「メシはまだ~?」とのん気に聞いてくる夫にイラつきます。昼食ぐらい自分で用意してほしい! もしくは食事の準備している間くらい、子どもの面倒を見てくれない?』(兼業主婦 子ども2人)

共働きなのに、妻に負担をかけすぎの典型パターンですね。

夫が家事や育児の大変さをわかっていないから、こんな無神経な言葉が出てきてしまうのでしょう。

●家事や育児について指図してくる夫

『テレワークになった夫が、日中私が家でしている掃除や洗濯、子どもへのしつけ方など、ああしろこうしろと指図してくるのが腹立たしい。普段家にいないんだから、どんなふうに私が家事や育児を回しているか知らないくせに……口出ししないで欲しい!』(専業主婦 子ども1人)

こういった発言がエスカレートすると、モラハラにもなりかねません。指図する前にまずは妻への労いの言葉を口にすることをお勧めします。

●毎晩飲むお酒の量が多い夫

『夜はほとんど会食だった夫がテレワークになり、毎晩家で食べるようになって驚いたのが、夫が飲む酒量の多さ。毎晩台所にビールの缶やお酒の瓶がズラリと並び、片付けるのが大変です。酒代もバカになりませんしね』(専業主婦 子ども2人)

外出自粛生活になって、今まで知らなかった一面がバレてしまうパターン。缶を潰すときの音も結構うるさいんですよね……。ごみの処理くらいはご自身でぜひとも。

●手を洗わずに寝室へ直行する夫

『テレワークの合間に、運動不足解消のため散歩に出掛けるのはいいんですけど、帰ってきてから昼寝するとか言って、手も洗わずに寝室へ直行する夫に、殺意が芽生えます。せっかく外出自粛に努めているのに、菌を持って帰ってこないで!』(専業主婦 子なし)

咳エチケットや除菌への意識のズレは、この時期とても痛手です。夫婦間だからいいという感覚ではダメ! そのうちバイ菌扱いされてしまいますよ。

コロナ離婚を防ぐために夫ができること

(1)妻が一人でいられる時間をつくる

家事に仕事に育児に追われている妻に、一人の時間をつくってあげることです。ここで気をつけたいのが「夫が散歩やジョギングに出掛けることが、妻の一人の時間をつくること」ではナイということ! 家に妻を置いておくだけでは、子どもがいたり家事があったりして全然休息にならず、意味がありません。例えば夫が子守を担当して妻に「一人で散歩へ行ってきなよ」と促すなど、しっかり一人の時間を確保してあげましょう。

中には一人ずつ交代で、車の中でスマホやカフェタイムをつくってリフレッシュするというご夫婦もいました。おうちテントも流行っていますし、アイデア次第ですね!

(2)週に1回は料理を作る

休みなく一日三食×週7回、料理を作り続ける妻は、それだけで本当に大変です。しかも終息の見えないコロナ禍で、「いつまで続くのだろう」と途方に暮れています。

そこで週に1回でも、ランチや夕食の料理を夫が担当してくれたら、その瞬間を目指して妻は頑張ろうと思うことができます。

どうしても料理ができないという人は、美味しいデリバリーを見つけて頼んでみたり、散歩の帰りにコンビニスイーツを買って帰るだけでも、妻の心証は変わってきますよ。

(3)労いの言葉を伝える

「ありがとう」と感謝を伝えたり、「ごめんね」と素直に謝ること。

そして「お疲れさま」と、お互いに相手を労う気持ちを言葉に表せばおのずと気分が良くなって、自分も相手によくしようという相乗効果が生まれます。

「おはよう」「おやすみ」といった挨拶も、元気に言うことでポジティブな関係が保てます。

日本には昔から「亭主元気で留守がいい」という言葉があったり、「夫源病」や「主人在宅ストレス症候群」という病が話題になります。夫がずっと家にいるライフスタイルがスタンダードではなかったのかもしれませんね。でも今のような“STAY HOME”しなければいけない状況になり、夫婦や家族のコミュニケーション方法を、今一度見直したり工夫することが大切です。

コロナ離婚を回避し、むしろ夫婦の絆をより深める機会にできればベストだと思います。

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