経済指標を見るのを「怖い」と感じたのは初めてだ
それが、ここにきて突然70万人の減少です。雇用の減少は2010年9月以来のことです。市場は10数万人の減少を予想していましたが、それをはるかに超えました。衝撃を与えるほどの雇用数の減少です。失業率も2020年2月の3.5%から一気に3月は4.4%と急上昇しました。
失業保険の申請が4月4日までの1週間で660万件ありました。その前の週は、史上最多の686万件でした。これは3月の景気低迷を受けた数字ですが、失業保険の申請数は今後も増えるのは確実でしょう。5月初旬に出る4月の数字を見るのがとても恐ろしいです。
経営コンサルタントとして長年、日本や世界経済の指標を日々ウオッチしてきましたが、調査を見るのがこれほどまでに「怖い」と感じたのは初めてです。
残念ながら、新型コロナウイルスの感染が日米ともに収束に向かわない限り、経済の回復は厳しいと言えます。