【算数:図鑑で冒険編】
触って形や数と仲良くなろう
『さわって学べる算数図鑑』(学研プラス・朝倉 仁)
立方体の展開図が本から立ち上がるように実際に立体になったり、正方形や多角形をいじって遊ぶなかで、すべての形のもととなるのが三角形だと体感できたり。図形センスが身につくのももちろんですが、足し算や引き算などの計算も視覚的に理解できます。
数の面白さに気づくネタの宝庫
『考える力が身につく! 好きになる算数なるほど大図鑑』(ナツメ社・桜井 進)
サイエンスナビゲーターの桜井先生の算数愛を感じる一冊です。九九の秘密やカレンダーの仕掛けなど、算数の面白ネタがこれでもかとつめこんである一冊。わが家の子供たちは、お出かけ先や外食などでこれを眺めていると静かでした(笑)。
ぜひ、親子で折ってみて
『図形力と考える力が身につく!おりがみ百科 5・6・7才』(世界文化社・大迫ちあき、津留見裕子)
遊びながら図形の感覚が身につく最高の教材が折り紙です。「半分に折って」「重ねて」「同じ大きさの」などといった算数言葉を使いながらぜひ親子で楽しんでください。等分・合同などの原理や、立体センスも身につきますよ。
【算数:漫画・小説ならわかる編】
絵とストーリーでわかりやすい
『ドラえもんの算数おもしろ攻略シリーズ』(小学館)
分数のわり算はどうしてひっくり返すのかなど、なかなか参考書や教材ではわかりにくいことが、漫画ですっと身につきます。中学受験をお考えなら、塾に入る前にこのシリーズを全巻読んでおくと、すごい力がつきますよ。
算数を武器にクラスの問題を解決⁉
『トリプル・ゼロの算数事件簿』(ポプラ社・向井湘吾)
算数や数字が嫌いだけど、本を読むのは大好きという子におすすめ。実は算数の天才という小学生が、クラスのトラブルを算数を使って解決。むずかしい計算はでてきません。算数が教科書のなかだけのものじゃないと知ってもらうきっかけに。
先輩たちもこの本で算数好きに!
『数の悪魔 算数・数学が楽しくなる12夜』(晶文社・ハンス・マグヌス・エンツェンスベルガー)
算数嫌いの少年の前に現れた悪魔が、算数・数学の魅力を12夜にわたり伝えます。数学好きな子の愛読書としても有名な本書。私の教室を手伝ってくれている東大生たちにも、読んだという人がとても多かったです。
【算数:ドリルに挑戦編】
自分から喜んで解きだす!
『賢くなるパズルシリーズ』(学研プラス・宮本哲也)
教えない指導で有名な宮本算数教室の宮本先生による定番のパズルです。このパズルのいいところはああでもない、こうでもないと、自分でいろいろ試行錯誤しながら考えるいい練習となること。しかも楽しい。きっと夢中になりますよ。