困った時は、人に助けてもらえばいい
——人脈づくりはどうやって?
SNS経由が多いです。たまたま同じ大学出身の人とつながったことがあるんですけど、そのときはTwitterで私のつぶやきを見た銀行員の方が紹介してくれたんです。人材の募集もTwitterで行っていて、募集の文面を出したら100人以上から応募がありました。
普通、応募するときって自分のいいところをアピールすると思うんですけど、「こんなメンヘラエピソードがあります」とか「すごい共感したので自分と同じような人を救いたい」っていう人が多かったのは、面白かったですね。
——これから何かを始めたい人へのアドバイスは?
私自身、まだ何もうまくいってないので難しいんですけど……。よく周りからは「構ってもらうのが得意だね」って言われます。他の起業家の人たちを見ると、もっとギラギラしているというか、優秀な人が多い印象なんですけど、私は結構自分の弱みを前面に出して「助けてほしい」と言うのが得意です。なので、困ったときは人に助けてもらえばいいと思います。
ただし「頼る人を間違えない」のが大切
——誰に助けを求めるのがいい?
もう、全方位的に。「助けて」って言うと、人はすごい助けてくれます。気をつけないといけないのが、頼る人を間違えないことですね。助けを求めるときは、相手の負担は少ないけど、こちらにとってはすごい助かることを頼むといいと思います。相手が詳しい分野について教えてもらうとか。
あとは、大事なときに助けてくれた人とはなるべく定期的に連絡を取って、「今はこういう状況になりました。あのとき助けていただいたおかげです。ありがとうございます」ってお礼を言うようにしています。将来、会社が大きくなったときに「あのとき(自分が)手助けしたんだよな」というのがその人の自慢になったらいいな、と思うので。
——あなたにとって理想の仕事(働き方)とは?
学生がいいですね。これを自分で言うのは良くないと思うんですけど、学生のほうが構ってもらいやすいじゃないですか。メディアが注目してくれるだけじゃなくて、ビジネスの相談にも乗ってもらいやすい気がして。
今はまだいろいろな人から「前借り」している状態なので、3年後とは言えないですけど、10年後くらいには自分から何かを提供できるようになりたいですね。もちろん若いからこそ提供できる情報もあるので、同世代の間で何が流行っているかとか、そういう話はするようにしています。結構、喜んでもらえるんですよ。