2001年度に4310億円という創業以来の大赤字を計上したパナソニック。08年度はそのときに次ぐ、大幅な赤字となった。三洋電機の買収、欧州での白モノの展開、新興国市場での戦略は。経営学者とジャーナリストの2つの顔を持つ長田貴仁氏が、大坪社長に話を聞いた。
<strong>パナソニック社長 大坪文雄<br></strong>1945年、大阪府生まれ。関西大学大学院工学研究科機械工学専攻修了後、同社に入社。常務取締役などを経て、2003年1月、パナソニックAVCネットワークス社社長。同年6月専務取締役。06年6月より現職。
パナソニック社長 大坪文雄
1945年、大阪府生まれ。関西大学大学院工学研究科機械工学専攻修了後、同社に入社。常務取締役などを経て、2003年1月、パナソニックAVCネットワークス社社長。同年6月専務取締役。06年6月より現職。

【長田】2008年度は売上高が前年度比86%の7兆7655億円。当期純利益も3790億円の赤字です。09年度も1950億円の赤字になる見通しです。それでも辛い表情をされない。むしろ以前お会いしたときより前向きな印象を受けるのですが。

【大坪】課長職に昇格のときに集合研修がありまして、質問用紙に自分の思いを書いて、性格の特徴を知るという問答がありました。そのとき、ストレス耐久性というところに一番高い点がついていました。鈍感なんですかね。