凄まじい進化を遂げているAI、そしてセックスロボット。これらの発展は寂しい男女を救うのか。それとも侘しさを増やすだけか。「プレジデント」(2019年11月29日号)の特集「孤独を100倍楽しむ」より、記事の一部をお届けします――。

力を発揮するのは孤独より孤立の解消

AIの進化が人の孤独を癒やすかといえば、そうとは言い切れません。

AFLO=写真

人間が犬や猫などのペットに限らず、ソニーのロボット犬aiboにも癒やされるのは、なぜでしょうか。それは、人間が彼らと双方的にコミュニケーションが取れていると“感じることがある”からです。つまり、飼い主である人間がペットやaiboに一方的に愛着を抱いている場合がほとんどです。当然ながら、aiboに人格と呼べるような意識はありません。人間の親近感や愛着とは、極めて主観的なものです。

現在、自律的に思考できるAIの技術開発が進んでいます。また、人間と自然に会話できるAIの開発研究も進んでいます。普段、苦労なくしゃべっている私たちは気づきにくいですが、人間同士の会話は複雑な構造によって成り立っています。

人間が言葉の意味を理解するときには、その言葉以上の、あるいは以外の文脈も同時に理解しています。例えば、カップルで交わされる「大キライ」という言葉は、本当に相手のことを嫌いだから言っているのではなく、愛着を持って甘えているときに使われるケースもあります。

「プレジデント」(2019年11月29日号)の特集「孤独を100倍楽しむ」では、川村隆氏、五木寛之氏、有働由美子氏のインタビュー「極上のひとり時間」から、「男の定年ライフ完全マニュアル」「男女1300人タイプ別『孤独度』調査」まで、“孤独”を徹底分析&解説。ぜひお手にとってご覧ください。