バスやタクシーでは代用できないケースもある
地域によってはバスやタクシーでは代用できないケースもあるが、親が居住する地域では、自治体や民間の交通会社などにどのようなサービスがあるかを調べてみたい。その際、親の活動パターンに照らして、具体的に、どのような交通手段があり、利便性はどうか、費用はいくらか等を明らかにするといい。
父親がバスとタクシー利用に切り替えて免許を返納してくれれば、事故の加害者になる心配はなくなり、子世代も安心できる。
誕生日を機に返納というより、運転からの「卒業」を勧めるのもいい。バスの定期券やタクシー利用券などを子や孫でプレゼントすれば、「晴れて卒業」という気分も演出できる。
車を手放すことで節約できた額は、使途不明金にすることなく、老後資金の準備に回す。生命保険も見直しの余地が大きいし、ボーナスからも老後のための貯蓄をする。貯蓄を計画的に増やして老後資金の準備を進めたい。