童貞男子とそっくり

“下品な意味ではなく、今の日本人は『チャレンジ童貞』になっているのではないかとすら思います。自分がまだ見ぬ世界、領域、場所、体験など、未知のものを異様なまでに怖がっているように見えるのです。その様は、女性を知らないがゆえに、女性に現実離れしたイメージを抱き、恐れたり、蔑んだりする童貞男子とそっくりです。”

佐々木紀彦 著●2020年を境に日本が根幹から変わる。そんな激動の「日本3.0」時代を生き抜くためにはどうすればいいのか。(幻冬舎)

給料というのは自分の生産性に合わせて払われるものなので、昨日と同じことをやっていたらいつまでも上がりません。いや、発展途上国が追い上げてくるのでむしろ下がるといっても言いでしょう。

4年ほど前にオックスフォード大学のマイケル・A・オズボーン博士が、「人工知能とビッグデータの組み合わせによって、これから10年のうちに今ある米国の職業の47%は消えてなくなる」という内容の論文を書いています。

たとえば銀行の貸付係は、財務のデータを集めて、利益率がどう変化しているかや資産の回転率に無駄はないかを算出し、それを同業他社と比べて増産確率を出している。それはビッグデータと人工知能があればできてしまう仕事ですから、将来その職業の人は大幅に減るとみています。

一方で、アクセンチュアはそれを前向きに捉えています。余った労働力を人間にしかできないクリエーティブな仕事に回せれば、2035年ぐらいまでに世界全体の生産性は40%高まって、日本の成長率は3倍になるとの試算をしているのです。

私はチャップリンの「夢と勇気とサム・マネー」という言葉が好きです。それはまさに「一歩踏み出す勇気を持て」ということ。今は変革期ですごいチャンスに恵まれているから、恐れずとにかくやってみてください。こんなに人手不足なんです。失敗しても何かで食っていけますよ。

▼昨日と同じことしても一生上がらない

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(構成=万亀すぱえ)