Q. もっと自分の仕事に熱中したい
悩むことが馬鹿らしくなる
どんな仕事であっても、熱中できないとき、というのは必ず訪れます。私の場合は、仕事がたくさん入るようになったときに猛烈な疲弊感を覚えました。同じことを繰り返していると「これって意味がある?」と白けてしまいます。
私はそういうとき、たとえ同じ仕事であっても「前回はああしたけど今回はこうしよう」と、自分が楽しむための工夫を凝らしたり、毎回異なるテーマを設定して挑んだりするようにしています。根気強く仕事を続けるには、どんな状況でも「面白がる」力が必要ではないでしょうか。
それから、落ち込んだときには「下を見る」ということも、案外大切ではないかと感じています。伝説のAV監督・村西とおるの伝記『全裸監督』の過去の版には「人生、死んでしまいたいときには下を見ろ! おれがいる。」という帯がつけられていました。それに衝撃を受けたのが手に取ったきっかけです。
村西とおるは、言ってしまえばすがすがしいほどの「クズ」です。いい人か、悪い人かで言えば、確実に悪い人でしょう。本書は以下のような文章から始まります。
“「前科七犯、借金五〇億円」がこの男の枕詞になって久しい”