証券大手のリーマン・ブラザーズに破綻直前まで高い格付けを付与していたことなどから、信頼性が大きく揺らいだ「格付け」。危険な住宅ローン担保証券につけられていたトリプルAの格付けは、ごみ同然の紙切れに格付けという名のリボンをかけたようなものだった。

必要な格付けプロセスの開示

必要な格付けプロセスの開示

それ以降、格付け会社に対する批判が高まり、各国で規制強化が行われている。日本でも今年4月から格付け会社が登録制となり、9月末の登録終了の期限が迫っている。その登録に当たっては、格付けアナリストをメンバーとする格付け委員会による格付けや、利益相反行為の防止措置などの体制整備が要件となっている。

(構成=高橋晴美 図版作成=ライヴ・アート)