「セミのふ化」を明け方までずっと見ていた

【三宅】もはや宇宙とは関係ない。

三宅 義和『対談(3)!英語は世界を広げる』(プレジデント社)

【山崎】関係ないですが、議論させると感情が表に出やすいですからね。あと、電車の時刻表を与えられて「東北地方の1週間の旅を、特定の予算の中で組み立てなさい」というようなものがあったり。そういう作業を1週間連続して行うなかでストレス耐性などがチェックされていきます。

後でよく言われたのがコンシステンシー(Consistency)の重要性です。つまり一貫性ですね。ストレスがかかった状況の中ではイライラしたり、焦ったり、人間なのでいろいろ感情は揺れ動くわけですけれども、そういうときにいかに感情をコントロールできるか、ぶれないかといったことが問われます。

【三宅】お話を伺っていると性格も大事かなと思ったのですが、環境に左右されない性格はおありになったのですか。

【山崎】どうでしょう。子どもの時はのんびり屋で、セミがふ化しそうになるのを、毛布を被って明け方までずっと見ているような性格でした。

【三宅】なるほど。それが有利に働いたのかもしれませんね(笑)。

(構成=郷 和貴)
【関連記事】
英語を学ぶと日本語も上達する数字的根拠
世界一周は中学英語だけでコト足りる理由
純ジャパの鈴木亮平の英語が超上手いワケ
ビートたけしから教わったユーモアの本質