修理を尻込みさせる要因
街中や電車では、スマートフォン(スマホ)の画面が割れたまま使っている方を見かけます。スマホを修理に出した場合、返却までは1週間程度の日数がかかりますし、データも消えてしまうことがほとんどです。この煩雑さが修理を尻込みさせる要因のひとつではないでしょうか。
多くの場合、保証サービスに入っていない場合は高額な修理代金がかかります。例えばiPhone7であれば、保証サービスのAppleCare+加入の場合は3400円で画面割れの修理ができますが、未加入では1万6800円が必要になります。
AppleCare+の価格は機種にもよりますが、iPhone7の場合は1万4800円で2年間の保証が受けられます。つまり、2年間で2回以上画面を割る場合は、保証に加入したほうがお得になりますが、画面を1度も割らなかった場合、この料金はムダになります。
「データを残し、端末も当日欲しい」という場合は、“iPhone修理工房”や“じゃんぱら”など、Apple非公式の修理店では多くの場合即日修理を行っています。
「自分のスマホを、非公式の怪しい業者の人に渡すのは怖い」というイメージもあるかもしれませんが、例えばiPhone修理工房の池袋本店では、ガラス張りのお店で店員さんが作業を行っており、我々が考え付く悪さはできない環境だといえます。ネットでの評判を確認しても、まず信頼してよさそうです。
気になる修理代金ですが、iPhone7の場合は8000~1万円程度が相場で、公式の修理よりも安価です。これよりも安い業者も中には存在しますが「画面割れが重度のため、追加料金がかかります」という案内をされたり、別途で工賃を請求してくる業者もあるため、よく見極めたほうがよいでしょう。最近では「口コミを書くと割引」という業者もあるため、レビューを信用しすぎることも危険ですが……。否定的レビューの数や内容を見て判断することも重要になりそうです。
また、最後の手段として「自分で直す」という手も。
アマゾンでは修理用の液晶パネルが販売されており、iPhone7の場合、2500円前後で入手が可能です。ほとんどの商品には工具が付属しており、単体で修理が可能。iPhoneの場合は分解、取り付けの手順を「分解工房」やYouTubeなどで知ることができます。