オンラインとオフラインの主従関係が逆転する時代
最後にご紹介するのは17位『アフターデジタル』。オンラインとオフラインの主従関係が逆転する「アフターデジタル」の時代において、どのようにビジネスは変貌していくのか。中国における最新の事例が紹介されています。
かのドラッカー氏は「すでに起こった未来を探せ」と言いましたが、本書を読むとその未来のひとつは、間違いなく中国にあると確信させられるはずです。たとえば店舗の3km圏内であれば30分以内してもらえるスーパー「フーマ―」、信用スコアを上げればドライバーの給料も上がる「ディディ」、1日に1回自社アプリを開かせる仕組みをつくった「平安保険グループ」など、本書では驚きの企業がいくつも紹介されています。しかし中国では、こうした取り組みが、もはや常識となっているのです。
アフターデジタル世界において成功を納めている中国企業の事例を知り、勝ち筋を見つけ出すことができれば、アフターデジタルへの移行はチャンスに変えられるはずです。次のビジネスチャンスを探している方にお読みいただければと思います。
その他、フライヤー上半期人気ランキング1位の『学びを結果に変える アウトプット大全』が、今月再びベスト10入りしました。8月発売の『学び効率が最大化する インプット大全』と合わせてどれぐらい読まれるのか、来月のランキングが今から気になるところです。