TとDの舌の位置は同じ

三宅 義和『対談(3)!英語は世界を広げる』(プレジデント社)

【三宅】そのあたりは、前回お聞きした『オバケの英語』(フォニックスの本)でだいぶマスターされたのですか?

【西内】本も使いましたし、実は英語圏で言語療法士をされていた方のプライベートレッスンを受けたこともあります。本当にロジカルに説明してもらえるし、細かいところまで直してもらえるのです。たとえばTとDでは実は舌は同じ位置で、そこに息を乗せるかどうかの違いでしかない、とか。

【三宅】大人だとあまりに直されるとみじめな気持ちになる方もいらっしゃいます。だから一律にすべきかはさておき、西内さんのようにアナリティカルに物事を捉えるのが好きな方には、そういった理屈とか構造の話は重要でしょうね。参考にさせていただきます。

西内 啓(にしうち・ひろむ)
統計家、データビークルCPO
東京大学大学院医学系研究科医療コミュニケーション学分野助教、大学病院医療情報ネットワーク研究センター副センター長、ダナファーバー/ハーバードがん研究センター客員研究員を歴任。2014年11月に株式会社データビークルを創業し、代表取締役CPO(製品責任者)を務める。自身のノウハウを活かした拡張アナリティクスツール「dataDiver」などの開発・販売と、官民のデータ活用プロジェクト支援に従事。著書に累計50万部を突破した『統計学が最強の学問である』シリーズのほか、『統計学が日本を救う』(中央公論新社)など。日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)アドバイザー。
三宅 義和(みやけ・よしかず)
イーオン代表取締役社長
1951年、岡山県生まれ。大阪大学法学部卒業。85年イーオン入社。人事、社員研修、企業研修などに携わる。その後、教育企画部長、総務部長、イーオン・イースト・ジャパン社長を経て、2014年イーオン社長就任。一般社団法人全国外国語教育振興協会元理事、NPO法人小学校英語指導者認定協議会理事。趣味は、読書、英語音読、ピアノ、合氣道。
(構成=郷 和貴 撮影=原 貴彦)
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