そのほか、裏技的なテクニックとして、偶然を装うという手もあります。相手との関係をより深めたい場合など、その人がよく利用するレストランで自分も食事をしたり、行きつけのバーで飲んだりする。通っているスポーツジムに入会するのもいいと思います。情報は会話の中や、相手の方がSNSにアップした写真などを手がかりにしてもいい。無駄足になることもありますが、何度か顔を出せば意外と会えるものです。「あ、○○さんもいらっしゃったんですか!」と声をかけられます。
超一流は、接待後60分以内にお礼のメール
ビジネスでの接待についても、超一流の方々から学べることがあります。超一流の方たちは、接待をうけたとき、お礼を欠かしません。特に超一流の方たちは、接待後60分以内にお礼のメールを送ります。早ければ早いほどよい。なぜなら、接待した側は不安を抱えているからです。「今日の接待は大丈夫だったかな、満足してもらえただろうか」と。そういうときに「本当においしかったです。ありがとうございました」とひと言でも連絡が届けば安心します。
今回ご紹介した大富豪の方たちの振る舞いや行動はさほど難しいものではないと思います。ぜひ取り入れて実践してみてください。
Q:仕事のパートナーを組みたい人がいたらどうする?
A:行きつけのレストランやジムに通い偶然を装って挨拶
新井直之(あらい・なおゆき)
執事
日本バトラー&コンシェルジュ代表取締役社長。自らも執事として大富豪を担当するかたわら、企業向けにコンサル業務、講演などを行う。著書に『執事だけが知っている世界の大富豪53のお金の哲学』など多数。
執事
日本バトラー&コンシェルジュ代表取締役社長。自らも執事として大富豪を担当するかたわら、企業向けにコンサル業務、講演などを行う。著書に『執事だけが知っている世界の大富豪53のお金の哲学』など多数。
(構成=田之上 信 撮影=石橋素幸)