チェックリストの4つ以上に当てはまったら要注意

無自覚だからこそ、その罪は重くなるのがモラハラ。では、実際にどんな言葉や態度がモラハラに該当するのだろうか。次の質問のなかで思い当たる項目がいくつあるかチェックしてみよう。

□妻の話を聞くのが面倒くさく、無視することがある
□妻を人前でバカにしたり、けなしたりしたことがある
□スケジュールや予定などは、いつも自分のことを優先して決めがちだ
□「妻の言い分は間違っている」と思うことが多い
□妻に嘘をついても心が痛むほどではない
□妻の言動を見ているとイライラすることがある
□妻の趣味を「くだらない」と思っている
□飲み会や旅行などに参加することを、妻には禁じている
□妻の主張を聞かず、自分の意見を通すことが多い
□自分は妻のよき理解者で、「妻を理解できるのは自分しかいない」と信じている
(※カラットクラブ作成)

さて、いくつ思い当たる項目があっただろうか。思い当たる項目が3つ以内で、その頻度も「ごくたまに」というものであれば、ギリギリセーフ。4つ以上で、チェック項目にあることが日常化しているなら「モラハラ夫」である可能性が高く、妻は夫婦生活を苦痛に感じている危険性もある。

「できるだけ夫と2人きりになりたくない」

ちなみに、「モラハラ夫」を持つ妻の苦しみのトップ5は次のとおり(※カラットクラブ調べ)

「モラハラ夫」の妻たちが苦しんでいること
1位 できるだけ夫と2人きりになりたくない
2位 自分以外には愛想がいいので、夫のモラハラをまわりに理解してもらえない
3位 夫の帰宅時間が近づくと、緊張して身体がこわばる
4位 子供が独立した後、夫と2人の生活を考えると憂鬱になる
5位 夫の顔色をうかがっていつもビクビクしているのでストレスがたまる

「妻からは何も文句を言われないから」と楽観視していると、妻の本音に気づこうとしないまま問題は増幅していく可能性もある。絶えることのない夫からのモラハラに我慢を重ねてきた妻が、実際に起こした行動を紹介しよう。