ただし、「聞きたいこと」は、自分が聞き手になったつもりで考えているため、あくまでも「想像の世界」です。もし、可能な場合は、聞き手もしくは聞き手に近い人に意見を聞くとよいでしょう。

私が新卒採用関連でプレゼンをするときには、さすがに自分で想像するには年次的なギャップがありすぎるので、1~2年目の若手社員に「自分が就職活動をしていたとき、どんな話を聞きたかった?」とヒアリングをして、就職活動中の学生が聞きたいであろう情報を収集しています。

みなさんも経験がおありだと思いますが、「ゼロからのアイデア出し」は、エンジンがかかるまでに時間がかかりがちです。「何から手をつけようかな……」と考えているうちに、あっという間に15分くらい経っていることもあります。アイドリングタイム(エンジンをかけて、何もしていない時間)を減らすためにも、まず、パパッと2軸の枠を決めてしまうことが、仕事のスピード化につながります。

ぜひ、2軸を使ったアイデア発想法をお試しください。

木部 智之(きべ・ともゆき)
パナソニックシステムソリューションズジャパン部長。横浜国立大学大学院環境情報学府工学研究科修了。2002年に日本IBMにシステム・エンジニアとして入社。エグゼクティブ・プロジェクト・マネジャーを務め、2018年より現職。著書に『複雑な問題が一瞬でシンプルになる2軸思考』『仕事が速い人は「見えないところ」で何をしているのか?』(以上、KADOKAWA)がある。
(写真=iStock.com)
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