先輩から「なぜか好かれる後輩」はどこが違うのでしょうか。お笑いコンビ・カラテカの入江慎也さんは「自分の判断で積極的に動ける人は好かれやすい」といいます。入江さんは年間500回以上の会食を行い、直接連絡できる社長の数は1000人超、友だちの数は5000人以上など、芸能界随一の人脈をもっています。そんな入江さんが心がける「気配り方」のコツとは――。

※本稿は、入江慎也『入江式 のしあがる力(ちから。)』(ゴマブックス)の一部を再編集したものです。

かわいがられる後輩は先輩の○○を上げる!

僕は吉本興業の先輩や後輩たちと旅行をすることがよくありますが、そういうときに「こいついいやつだな」とか「かわいいな」とうれしく思うのは、とにかく楽しんでくれる後輩です。

お笑いコンビ・カラテカの入江慎也さん。

まだ世間に広く知られていない後輩の多くは、いつも同じような洋服を着ていて、仕事のときでも旅行のときでも、だいたい同じ格好です。もちろんお金がないことはわかっているし、自分も彼らと同じような経験をしてきたので、気持ちはわかります。だから、あえてそこを突っ込んだりしません。

でも、ある後輩が、お金がないはずなのになぜか全身新品の服で旅行に来たことがあったんです。みんなで「どうしたんだよー? 珍しい服着て」なんて茶化しながら理由を聞くと、彼はこんなことを言いました。

「いや、楽しみになり過ぎて、思わずバイト代全部使って新しい服を買っちゃいました!」

常識的に考えれば、そんな無計画な金の使い方をするなんてバカなのかもしれません。でも、じかにうれしさや楽しさを表現してくれる後輩を見ると、こちらも素直に「こいつを連れてきてよかったな」と思います。

実はこういう後輩は、自分のテンションを上げることが先輩たちのテンションも上げることを知っているんです。

彼は旅行中も気づかいを忘れません。

例えば、みんなで集合写真を撮ろうとしたときも、率先して自らカメラマンになります。そして写真を撮ったあとも先輩たちに「こんなふうに撮れましたが、大丈夫ですか?」と画像チェックまでしてくれるんです。

このように、旅行という楽しい場に合わせて「みんなのモチベーションを上げる」気配りができる後輩を見ていると、改めて、相手を思いやることの大切さについて考えさせられます。