受験生だけでなく教員も「骨身」を削っている

多くの教員は精魂尽き果てたという感じだったが、二瓶教頭はにこやかにこう語った。

採点は必ず1人が1度チェック。そのため青ペンと赤ペンが必要だ。

「早い子では小学校3年生くらいから塾通いして中学入試に備えます。わたしたちはそんな受験生たちが悔いのない受験をしてほしいと願い、何回も受験するチャンスを設けています(編注:同校では2万5000円の検定料で最大5回の受験が可能)。そして、その試験結果はいち早く受験生に伝えたい。合格が早くわかると、それが自信になって5日ごろまで続く中学入試を乗り越える力になると思うからです」

今日も多くの受験生が試験に臨んでいる。多くの親子が緊張の日々を送っているにちがいない。そして、その裏側では多くの学校教員たちが受験生を応援するために骨身を削っているのだ。

 

(資料)【東京都市大学等々力中学校・高等学校】
創立者は東京急行電鉄(東急)の創業者である五島慶太氏で、学校の経営母体は東急グループに属する「学校法人五島育英会」。最寄駅は東急大井町線「等々力駅」もしくは「尾山台駅」。「東横商業女学校」として1939年に創立され、戦後、「東横学園中学校高等学校」と改称。2009年系列の武蔵工業大学が東京都市大学と改称されるに伴い、校名を「東京都市大学等々力」と変更。2010年に共学部を新設し、16年に女子部を廃止。17年からは完全な共学校となっている。

▼編集部おすすめの関連記事
中学受験は「親の器の大きさ」がすべて
(撮影=矢野耕平)