「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」という格言がある。賢き先人たちは、古典の知恵に学び、ピンチを切り抜けてきた。雑誌「プレジデント」(2017年5月29日号)では、戦略書の古典「孫子」の特集を組んだ。今回は特集から、経営戦略コンサルタントの鈴木博毅氏による「社内不倫」についての考察を紹介しよう――。
はじめは処女の如く、後は脱兎の如し
Q.不倫相手宛ての恥ずかしい文章を部内連絡用のLINEに誤送信してしまった。ほとぼりが冷めるのを待つべきか、謝罪し、会社の沙汰を待つべきか。
A.鈴木博毅さんの回答
無料のメッセージツールを使って人に知られたくない通信をしている時点で兵法家の資格はありません。LINEやフェイスブックに人に言えないことを書くのは致命的です。古代でも重要な通信は『割符』といって手紙を2つに切り裂き、上半分と下半分を別々に送ることで、どちらかを敵に読まれても内容がわからないように工夫していました。うっかりミスをしても大丈夫なような工夫はすべきでした。
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(構成=遠藤 成)

