「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」という格言がある。賢き先人たちは、古典の知恵に学び、ピンチを切り抜けてきた。雑誌「プレジデント」(2017年5月29日号)では、戦略書の古典「孫子」の特集を組んだ。今回は特集から、中国古典研究家の守屋淳氏による「職場の人間関係」についての考察を紹介しよう――。
ビル・ゲイツや孫正義も愛読
国がいかにして生き残るかを著した『孫子』は、企業の生き残りと重ね合わされ、現代でもビル・ゲイツさんや孫正義さんをはじめ、多くの経営者に読まれています。
組織論として読まれることの多い『孫子』ですが、個人の生き方にも孫子の兵法は応用できるのでしょうか。大勢が助かるために自分が囮となった場合、リストラされる側になった場合など、切り捨てられる側になったとしたら、喜んで受け入れられるものではありません。
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