「かわいい子には旅をさせてお嬢様にするべし」

▼寄宿舎のメリット5「現代の家庭環境にマッチしたシステム」

「寄宿舎」などというと、ちょっと古めかしいと思う人がいるかもしれない。実際、不二聖心女子学院の寄宿生活は、ヨーロッパの伝統的なボーディングスクールに準じている。しかし、取材の帰り際、広報主任の長谷川貴子先生がこんな話をしてくれた。

「最近はご両親共働きのご家庭が増えています。朝から晩まで仕事に追われていて、子どもが自宅にいたとしても、平日はコミュニケーションをとる時間など全然確保できないご家庭があるでしょう。ならば、平日にわたしたちがお子さんをお預かりして、土曜日と日曜日にわが子とたくさん触れ合う機会を設けてもらう。そんな親子関係もいいのではないでしょうか」

寄宿舎の寝室で友だちと語らう

なるほど、たしかに「寄宿生活」は現代の家庭環境とマッチしているといえるかもしれない。

「かわいい子には旅をさせよ」ではないが、お子さんの受験校候補に「寮制」の学校を組み入れることも考えてみてはいかがだろうか。お子さんが強くたくましく成長するきっかけになるかもしれない。

 
(写真=矢野耕平)
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