SNSに注意、ゲームは論外、「時は金なり」忘れずに

しかし情報には信頼性という大きな問題があります。新聞やテレビのニュースは100%とは言いませんが、ある程度信頼できるニュースソースを持っていて情報を発信しています。確実性の高い情報に接していたほうがガセネタを読まされる可能性が低いでしょう。

特にネットサイトは注意が必要です。最近はフェイクニュースが流され始めたので、頭の片隅に「ひょっとして」という疑念を抱いておく必要があります。信頼に足るニュースソースでのデータベースを作っておけば、「事実か、嘘なのか」の判断がある程度できるようになります。それでも私はソースが明示されているヤフーニュースはよく読みます。世間がどういうことに関心があるのかというのが網羅的に見られるのでとても役に立ちます。

情報を得る道具としてスマホは有力ですが、SNSには気をつけてください。中毒になるくらいはまると、本来やらなければいけないことができなくなってしまいます。その間、本や新聞を読む、ひと眠りしてリフレッシュすることだってできます。スマホゲームは論外です。気晴らしでやっているのかもしれませんが、得ることが何もないことに時間を使っているとしか思えません。「時は金なり」です。

読んだ本は「まとめ」よ、著者の思考をたどる

もう一つ大事なことは、「情報通」と呼ばれるほど情報を持っている人が優れた人だと限らないことです。情報をたくさん持っていても、それで物事がよく見えるというわけではないからです。情報があっても、それを深く解釈できているかどうか、それを使える思考力があるかどうかです。きちんと理解ができていれば、ほかのものと関連付けて話すことができるはずです。

この思考力を高めるには本を読む、それも比較的難しい本を読むのが効果的です。具体的には、とことん考え抜いた人の著書を読むこと。その思考のプロセスをわかるまでたどり、じっくり考えることで思考力が高まります。

さらに勉強したことが身についたかどうかを確認する意味でアウトプットすることも大事です。一代で上場企業を築き上げた知人の経営者は、これぞと思う本は、読んだ後で「まとめ」を自身で作ります。著者の考えに近づき、要点を見抜く力もつきます。私は部下に読んだ本のことを話させることがあります。自分でわかったと思っていても、アウトプットすると理解しているかどうか一目瞭然です。わかったのではなく、自分の能力の範囲でわかったつもりになっていることも少なくないからです。