超エリートは周囲の人間がみなバカに見える

彼女はどうしてアンガーマネジメントできないまま、ここまできてしまったのか……。桜蔭中高→東京大学法学部→厚生省→ハーバード大学大学院……といったエリートすぎる経歴が、強気すぎる性格を形成してきたことは想像できます。周りの人が皆バカに見えるというのはエリートの陥りやすい傾向。政治家の女性はアドレナリンが分泌しまくって、威圧感を漂わせがちです。

*「露骨に顔に出す」「怒鳴る」のほか「相手をけなす」「モノにあたる」「手がでる」といった相手を攻撃するような行動も、男性よりも女性のほうが割合が高かった。

この騒動を受けて、彼女の中高の同級生Tさんがフェイスブックにアップしていた記事を読みました。

2人の高校時代の赤裸々な思い出話でした。親や学校の締め付けが厳しい中、勉強漬けの日々から解放されたくて、男子を希求する姿がつづられていました。合コンしたり、修学旅行で年上男子を逆ナンしたり、ジュリアナで踊ったり……。超名門校の女子高生とは思えない発展ぶりです。抑圧されていたエネルギーが出口を求めていたのでしょう。

▼淑女キャラを偽装し続け「素の自分」の制御が不能に

その根底には何があったのでしょうか。

「『キレる』『暴力』『暴言』といった要素も、全て『自分への自信の無さで、もがいている人の姿』」だとTさんはつづっています。たしかに、怒りっぽい人や態度が大きい人ほど自分に自信がなくて弱気だとよく言われます。

豊田議員の場合、さらに違う自分を演じ続けていた抑圧があったのだと思われます。今回、国会での答弁の動画を見たら目を疑いました。クラシカルなスーツ姿の女性が、「社会保障は何といっても国民の安心と希望の源です」などと上品でかわいい口調で話している……。

「このハゲ~~~~ッ!!」

とテンションが違いすぎます。別人格です。豊田議員は、本当の自分とは違う、おしとやかな淑女キャラを演じ続けて、その反動で自分をコントロールできなくなってしまったのかもしれません。世間にはデフォルトで怖い女性議員が多いですが、そのように怒りを小出しにできたらよかったのでしょう。

何年も続くキャラ偽装で、アンガーマネジメントがすぐに効果は出なそうですが、はじめての挫折が彼女の性格を変えて、人間らしくなられることを祈念いたします。

*本コラムへのご意見や、取り上げてほしい身の回りの気になるヒト・モノ・コトがありましたら、下記URLにぜひお寄せください。
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