「週末に勉強」「1人で頑張る」と成功しない理由

【7:勉強は短時間でも毎日コツコツ派の人】

ビジネスパーソンであれ、主婦であれ、学生さんであれ、みな日々の生活が忙しく、勉強する時間が取れないことも多いでしょう。30分も勉強できない、という声もよく聞きます。しかし、それではいけません。毎日10~20分の短時間でもやっていれば、いずれ英語力がアップすると楽観的な人もいるでしょうが、甘いです。

そもそも30分も勉強時間が取れないようであれば、英語の勉強は思い切ってやめてしまうのがよいでしょう。勉強をすると決心したら、しっかり優先順位を上げて、遊びや飲み会の誘惑に打ち勝って、しっかり勉強時間を確保するようにしてください。

【8:本番の試験は、準備不足でも自分なら何とかなると思う人】

仕事が多忙などの理由で、TOEICや英検など英語試験の前に勉強をしっかりできないまま本番を迎える人は少なくありません。そもそも完璧な対策ができることの方が少ないものですが、準備不足でも本番では大丈夫と考えている人がいます。根拠の自信があるのでしょうか。でも、試験前に準備が全く足りないまま挑めば、玉砕砕必至。受験料を払う以上、しっかり準備をしていきましょう。

例えば、TOEICであれば本番前に公式問題集や模試でリハーサルをしてみるのがおすすめです。TOEICは2時間の試験時間ずっと集中していなければいけないので、実際に受験をすると英語力以上に集中力が必要になります。また、空腹になると集中できないので、コンディションを整えることも大事だと分かってきます。最低でも1回はリハーサルをするようにして、試験を受けるようにすればそれなりに成果につながりやすくなるでしょう。

【9:週末にまとめて勉強しようと思っている人】

悲しいかな、人間の脳は覚えたことすべてを覚えていることができません。でも、毎日継続して勉強をすると、忘れにくくなっていきます。なので、土日に4~5時間勉強するよりも、毎日30分の勉強を継続する方が効率はいいのです(理想を言えば、1日1~2時間の勉強時間を確保したい)。

平日は仕事などで忙しい。だから、土日にまとめてやろうと思うこともあるでしょう。しかし、これまで英語学習で成功する人を見てきて痛感するのは、やはり毎日一定以上の時間を英語勉強に費やしている人が目標を成就するということです。

【10:1人でがんばろうと思っている】

これは英語だけに限りませんが、勉強はひとりでずっと頑張ろうとしてもなかなか続かないものです。励ましてくれる先生がいたり、一緒に頑張る仲間がいたりするだけで、モチベーションが高まりますし、精神的に助けられます。

私も、TOEIC満点を取るまでは周りのTOEIC受験者とスコアを共有して、悩み相談をしました。「900点から伸び悩んでいるんだよね」と相談すれば「それなら、自分はこうやって勉強した」などとアドバイスをもらいました。「行き詰まる」状況は誰にも訪れるもの。そんな時に勉強仲間がいるとすごく心強いですし、気分転換にもなります。

英語で苦労している人は、世の中たくさんいます。だからこそ、1人で孤独に頑張るのではなく、仲間とともに英語の勉強を頑張ってみてください。最近の英語勉強アプリには、そうした勉強仲間と知り合う機能付きのものがあるので、それを活用してもいいでしょう。

以上の10パターン、あなたはいくつ当てはまりましたか?

1~2個であれば、英語学習者としてはかなり成功しやすいタイプと言えるでしょう。5個以上あてはまる人は、今のやり方ではかなり危険なので、ぜひ勉強のやり方を見直してみてください。具体的な学習について相談されたい方は、私のTwitterまたはEnglish Hackerのサイト上からお声掛けください。

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