▼解説

「選民意識は強いのに、人徳が低く、仕事もいまいち。そうなると優越感を感じられる源泉が、いまだに過去の学歴しかない。結局、仕事ができないコンプレックスを隠すため、学歴に頼ってしまう、二流どころか三流、四流の悲しい負け組学歴エリートです」

そうキムさんが分析するように、自分の学歴に強くこだわり、プライドと自己評価が過剰に高いCさん。さらに人の優位に立ちたがるので、仕事の全体像を周囲に教えようとしない。結果、組織の生産性向上まで阻害してしまう、困ったパターンだ。

「こうした性格は今に始まったものではないはずで、軌道修正は永遠に不可能。周りにいたら、極力関わってはいけません」(ムーギー・キムさん)

▼キムさんのアドバイス

好戦的で不平不満が多く、他人への敬意・配慮にかけ、コミュニケーション能力が低い。高学歴でありながら仕事ができない人の典型的パターンです。そのうちハローワークで、『東大の文一出たんですよ? こんな仕事できるかい!』と勇ましく吠えている姿が目に浮かびます。社内で干されるのも当然。何が問題かといえば、こういう人をクビにできない会社と法律が問題です。

しかし、それなりの年齢になって、自分の弊害を悟っていない彼を更生させるのはまず不可能。彼とうまく仕事ができなくても、幸い彼の悪評は社内で固まっているので、あなたのキャリアには影響がありません。このような奇人との出会いは、人生で一定の確率で遭遇する事故だと思って、極力深入りせずに過ごしましょう。
ムーギー・キム
1977年生まれ。プライベートエクイティファンドで働く傍ら、作家としても活躍。近著『最強の働き方』(東洋経済新報社)、『一流の育て方』(ダイヤモンド社)がともに大ベストセラーに。