大損「運気の悪そうな顔」は修正できる
ということで、筋肉のクセをチェックした上で、顔筋をデザインしていただいた。
KATSUYOメソッドは、顔筋を面ではなく、数ミリから数センチの点で捉える。ここに改善のキーがあるのだという。顔のツボを押し30種以上ある筋肉をほぐすと筋肉の動きがよくなり、同時に血流もよくすれば、神経の働きが改善される。顔から健康になりそうだ。
KATSUYO理論では顔の老化は、全てコリが原因。話を聞いただけでなく実際に施術してもらったことで、実際に頬が上がり、お目目ぱっちり化し、なにより眼精疲労が一気にとれた。
へんな凹凸による影がない。誰もが「いいな」と思う「幸せ顔」「愛され顔」には条件がある。
1)顔の筋肉が柔軟でコリを溜めていない。
2)顔の筋肉にゆがみがなく、顔の左右が少ない。
3)顔の筋肉が動きやすく、表情が豊か。
KATSUYOさんはこんなことも言っていた。
「家族以外の人は、あなたを知るために、“あなたの顔”をしっかり見ています。いい顔というのは、シミやしわのない小顔ではなく、段差がなく癖のないバランスの整った顔です。グローバルに世界共通に愛される幸せ顔になるには、もっと意識をもって“顔”を捉えないとダメです」
ヒアルロン酸を顔に打つより、スキンケアに熱中するより、化粧で凹凸を隠すより、まずは「顔筋コーデ」で愛され顔をつくったほうがよい、と言うのだ。ごまかす美しさではなく、根本をなおさないとダメ。そんなふうに私には解釈できた。
ルーツを辿っていくと華僑の家系だというKATSUYOさんは、最後にこんなことも教えてくれた。
「華僑には守り続けている教えがあります。それは、『運気の悪そうな人とは仕事はしない』ということです。華僑は、決して悪い運気を自分たち一族に入れません。だから相手の顔をよく見ます。目の動きや些細な表情まで見るのです」
繁栄、繁盛の理由を垣間見たような気がした。そうしたことを知らず顔をしかめて商談しているとすると……たくさん損しているってことになるのではないか。
どうやら、2017年の日本のビジネスマン&ウーマンには、グローバルに愛される、そして人をひきつける顔づくりが必要なようだ。