完済するために、最初に考えておくべきこと2つ

このように非正規社員も住宅ローンを組むことができることはいことだ。しかし、問題がないわけではない。きちんと最後まで住宅ローンを返済できない人も少なくないのだ。

正社員に比べて、公的保障や社内の福利厚生制度が手薄な非正規社員は、離職や失職による収入減のリスクをよく検討すべきである。

そのためには、どんな対策が必要だろうか。主に2点ある。

(1)リタイア前に完済できる額か
何より変動金利で35年返済でなければ購入できない"身の丈に合わない"物件は避け、リタイア前に完済できる額の住宅ローンに抑えるなどの注意が必要だ。

(2)団体信用生命保険の種類を知っているか
また最近は、住宅ローンを組むときに加入する団体信用生命保険もバリエーションが増え、死亡・所定の高度障害状態に加、がん・急性心筋梗塞・脳卒中などの特定疾病が原因で一定の要件に該当した場合、住宅ローンの残債を弁済する三大疾病保障特約付きの団信もある。これらに加入しておけば、がんなどの病気で働けなくなった場合、一定要件を満たせば、住宅ローン返済はなくなる。
とにかく、住宅ローンは「組むことができる」ことと「完済できる」ことはまったく別物である。非正規社員は、正社員より一層、安心して返済できる住宅ローンのしくみを作っておくことが重要なのだ。