もう、おわかりだろう。2乗して2になる数字を計算すれば、それが前年比の平均ということだ。電卓の「2」を押して、「√ 」を1回押せば「1.414...」。したがって、この2年間は前年増加率が41.4%で推移してきたことになり、問題の答えは「1年後(17年)の売上高は前年比41.4%増」となる。

ちなみに、この手法は2年、4年、8年、16年……と「2の○乗」にあたる数字しか成立しない。3年、5年、7年といった数字の場合は、Excelの関数「POWER」を使うと便利だ。

図を拡大
売上高の平均増加率を簡単に求める

具体的には、「○を△乗したらいくらか?→=POWER(○,△)」と打ち込む。3を3乗したいときは、「=POWER(3,3)」と入力すれば、「27」と出る。

では、11~16年の5年間で売上高が7倍になった場合、平均増加率は何%になるか。先ほどと同じ理屈で、5乗して7になる数字を求める。その数字とは、換言すれば7を5分の1乗するという意味だ。したがって、「=POWER(7,1/5)」と打ち込めば、「1.475...」と出る。つまり、この5年間に前年増加率は平均47.5%で推移してきたとわかる。

この平均増加率は、過去の増加傾向から、3年後、5年後といった「未来予測」をするときに役立つ。ぜひ、活用してほしい。