進捗報告、来期の予算交渉、コスト削減提案、新規事業企画……数字で相手を動かすポイントを経営トップが指南する。
挑戦的な目標は必ずしもよくない
当社は2020年度までの成長目標として、連結売上高5兆円以上、営業利益率8%以上を掲げています。売上高の目標を5兆円以上に設定したのは、4の次が5だから。13年度、私が社長に就任する直前の決算が4兆543億円だったので、単純に、次は5を目指そうというわけです。
三菱電機社長 柵山正樹氏
もちろんキリがいいことだけが理由ではありません。20年までに5兆円を売り上げようと思ったら、3%の成長が必要。世界のGDP成長率は3~4%ですから、当社も同じ勢いで成長していけば十分に届く目標です。
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