役員=経営陣にまで出世できる人は一握り。部課長止まりの人と、どう違うのか。正念場の行動パターンから読み解いてみよう。

何度提案しても企画が通らないとき

「新規事業というのは、上からの命令ではなく、現場から提案してゴーサインをもらうもの」

リクルートOBで経営者JP社長の井上和幸氏によれば、かつてのリクルートにはそんな気風があったという。しかし、簡単にはゴーサインは出ない。

「いまでは400億円事業に成長しているウエディングビジネスの『ゼクシィ』が典型でしょう。1990年代前半には、担当者が提案しては経営陣から却下されるということの繰り返しだったのです。それでもあきらめないで食い下がるから、ゴーサインを出したところ結果的には大成功。『ホットペッパー』と並んで、バブル崩壊後の苦境を救うリクルートの救世主になりました」(井上氏)

(宇佐美雅浩=撮影)
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