役員=経営陣にまで出世できる人は一握り。部課長止まりの人と、どう違うのか。正念場の行動パターンから読み解いてみよう。
事業撤退を命じられたとき
ある事業の責任者をしているときに、会社から完全撤退を命じられる。たいへんつらい状況だ。

しかし、「もし撤退の判断が正しいとしたら、鬼になってリストラを進めるべきです」とヘッドハンターとして8000人以上の社長と面談してきた経営者JP社長の井上和幸氏は断言する。防衛大学校出身で外資系企業での経験が長いストラテジックパートナーズジャパン代表取締役の兼本尚昌氏も「日本人は情に流されやすく、損切りするのも苦手です。しかし、ここはロジカルに撤退を進めるのが正しいでしょう」という。
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(宇佐美雅浩=撮影)

