知ればトク、知らなきゃ損「確定拠出年金」

2017年1月から、実質20歳以上の全ての人が加入できるようになる「個人型確定拠出年金」。

確定拠出年金を英訳すると「Defined Contribution Plan」。頭文字をとって「DC」とも呼ばれています。アメリカに内国歳入法401条(k)項に基づく同じような制度があり、日本はそれを参考にしたので「401k」「日本版401k」なんて呼ばれることもあります。

確定拠出年金は、すでに皆さんが加入している「国民年金」や「厚生年金」の上乗せ部分となる年金のひとつです。上記の年金と大きく違うところは、積み立てるお金を自分で運用するということ。

具体的には、金融機関や証券会社などが用意する専用の個人口座に資金を積み立て、あらかじめ決めた運用商品(投資信託、預金、保険商品など)の中から、運用する商品を自分で選択します。その選んだ商品の運用次第で、それぞれ将来もらえる年金は違ってきます。

難しそうだし面倒くさい。そう思われる方も多いに違いありません。ですが、私は、金融会社や証券会社の回しものではありませんが、確定拠出年金はトクなのです。「隠れた税制優遇制度」と呼ばれるほど、節税しながら老後資金を積み立てることができるおトクな制度。利用しない手はありません。