では、年齢ごとに考えるとどうなるだろうか。

子どもが小学生で10年程度の運用期間があるケースでは、積極的に運用するなら日本株に投資する「ニッセイ日経225インデックスファンド」や、日本を除く先進国全体の株価指数に値動きが連動する「ニッセイ外国株式インデックスファンド」といった商品が選択肢になる。いずれもコストが低く、大手ネット証券などが扱っている。

リスクを抑えたいなら株式や債券を半々程度の割合で運用するバランス型ファンド、さらに安全性重視なら外国債券に投資するファンドもいい。

子どもが中学生となると、18歳までは3~5年。株式の比率を抑えたバランス型ファンドや、外国債券に投資し、為替リスクを回避する「為替ヘッジあり」というタイプのファンドが選択肢となりそうだ。たとえば、日興アセットの「アセット・ナビゲーション・ファンド(株式20)」などが挙げられる。

子どもが高校生の場合は、大学資金などで使うには運用期間がわずか。債券を多めにしたバランス型ファンドが候補になるが、株式への投資比率が低い分、期待できるリターンは小さくなる。

まとまった資金がある場合も、一度に投資するのは禁物。高値買いの失敗を避けるために、少額ずつ、積み立て投資するのが望ましい。

(構成=高橋晴美)
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