「いつ帰るの? ゴハンは?」と残業中に連続メール。飲んで帰ればチェーンがかかり、反論すれば皿が飛ぶ。そんな夫たちに自由をつかむ秘策はあるのだろうか。3児の父で、NPO法人ファザーリング・ジャパンの荒木正太理事に聞きました――。

3人も子供がいると、朝はてんやわんやです。まず6時に起きて、妻が料理をしている間、夜に回した洗濯物を干したり、保育園の準備をします。朝食後、全員で保育園へ向かいますが、誰かぐずったりすると、電車の時間が決まっている僕が先に何人か連れて出て……。それが毎朝ですね。

NPO法人ファザーリング・ジャパン理事、通信会社社員 荒木正太氏

帰宅は、直帰で19時に着く日と、とことん仕事をやって0時以降の日があります。早い日は子供にご飯を食べさせたり、食器洗いしたり、そのときにできることを奥さんと分けてこなしていく。遅い日はみんな寝ていますが、妻1人だと食器が洗えていなかったり、部屋が散らかったりしてますから、その始末をします。